勤務社労士Hanaのブログ

勤務社労士として感じることや出来事についてのブログです。

勤務社労士の仕事ってどんな仕事?

私は企業内の社労士として働く勤務社労士です。
今日は、勤務社労士としてどんな仕事をしているのか、紹介します。

 

1.どんな仕事をしているか?

私が入社した15年くらい前は、社会保険労災保険についての届出書類や請求書を作成することもありましたが、現在は社会保険業務を社労士法人に委託している関係で、そういった業務はなくなりました。

現在の会社に入社できたきっかけは、「社労士資格を持っていたから」というのが大きかったと思いますが、現在は、普通の人事マンとして勤務しています。

 

2.社労士の資格は生かされているか?

社労士の資格が生かされているかというと、「ちょっと微妙」なところです。社労士会に登録していますので、名刺にも「社会保険労務士」という肩書を入れていますが、その肩書が生かされる場面はあまりないというのが実態です。

人事部門の中では、私が社労士だという一定の認知はあると思いますが、知らない人も多いでしょうね。他の部門の人は、ほとんど知らないと思います。

私にとって、社労士という資格は、入社(転職)の大きなきっかけになってくれて、社内でのキャリアの方向性を決めるという意味で、大きな意味があったかと思っている一方で、今の自分のキャリアは、資格のおかげというよりは、入社後の人事マンとしての経験の積み重ねによるものだと感じています。

 

3.人事マンとしてどんな知識が求められるか?

社労士資格の勉強中に学んだ社会保険や労働保険の知識を求められることはあまりありません。一方で、資格勉強中に学んだ労働基準法についての知識は、必須と言えるほど求められます。

人事部門で働く人の中にも、労働基準法の知識があまりない人が結構いることに驚くことがあります。新入社員や他の部門から異動してきた人が、労働基準法の知識がないことは、やむを得ないかもしれません。ただし、人事部門で働く人が、労働基準法を知らなくていいわけではありません。そういった点で、私が持っている労働基準法についての知識は重宝されているように感じます。

とはいっても、私は優秀な弁護士や社労士の先生のような専門知識や最新情報を持っているわけではありません。それでも、不足する知識や不安な点は、ネットで調べたり、労基署に聞いたりすることで、業務上、困ることはほとんどないように感じます。

求められる知識という点では、給与に関する源泉所得税についての知識は、かなりの頻度で求められます。所得税についての知識は、社労士資格の勉強中に学ぶことはありませんでしたが、入社後の経験の中で、自然と身につきました。所得税の知識は、労働基準法の知識と同様、人事部門で働く人でも、意外と知らないことが多く、経理部門にも知識を持っている人はあまりいないですね。

 

4.人事部門の中での私の強みは?

私の強みは、労働法に対する興味があり、それに対する抵抗感がないことかと思います。おそらく、人事部門の中でも、労働法に関する書籍や記事を、だれよりも興味を持って読む自身があります。企業の中で、人事部門は決して人気部門ではなく、人事部門で必要な法律知識を身に付けたいと思っている人は、少数派、希少なのだと思います。

 

5.まとめ

勤務社労士と言っても、1人の人事マンであるだけで、特別な存在というわけではありません。それでも、社労士資格が私のキャリアのベースになっていることは、間違いなと思います。

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