勤務社労士Hanaのブログ

勤務社労士として感じることや出来事についてのブログです。

どうして勤務社労士になったのか?

1.はじめての職場

私のはじめての職場は、普通の一般企業です。私の実家は自営業でした。学校を卒業したら、家業は継がず、地元以外の土地に住みたい。それくらいの気持ちで、全国に支店がある企業に就職しました。

しかし、何年か働いているうちに、その会社でキャリアを積み、歳をとっていくイメージが持てなくなりました。その会社は、休日出勤も結構あり、転勤も多い会社でした。いわゆる大企業で、自分の代わりは、社内にいくらでもいるように感じました。専門性やスキルが身についている実感を持てず、自分の強みも発揮できていないように感じ、退職することにしました。当時、年度の途中で退職する人は、あまりいない時代でしたが、わがままを言って、年度の途中で退職し、地元に戻りました。

 

2.退職、社労士資格の取得

「退職したら、社労士の資格を取って生涯の仕事にする」そんな決意で地元に戻りました。社労士になることが、昔からの夢だったわけではありません。将来、一定の収入を得られそうで、かつ、頑張れば取得できそうな資格の中で、興味を持てそうな資格が社労士でした。予備校に入学して、勉強を開始しました。社労士の試験は年1回、8月です。30歳手前で、無職。不合格になるわけにはいきません。退職したのが2月末。3月から半年間、必死勉強しました。運よく1発で合格できました。

 

3.社労士事務所への就職

社労士試験の後、職安の紹介で、社労士事務所に就職しました。個人経営の小さな事務所です。社労士事務所での仕事内容は、雇用保険社会保険労災保険の届出、請求業務がほとんどでした。少人数の給与計算業務や、中小企業の就業規則の作成業務などもありました。日々の仕事の中で、経験、スキルが積みあがっている実感を持てました。

事務所に就職した当初は、何年か修行を積んで、いずれは独立開業する夢を持っていましたが、実際はそんなに簡単なことではありません。当時、私は既に結婚していて、事務所に就職した後に、第1子も生まれていました。社労士事務所のお給料は、どの事務所もあまり高くありません。このまま事務所で働き続けることにも、不安を感じるようになりました。

 

4.2度目の転職、勤務社労士に

社労士事務所に就職して2年が経過しようとしていた頃、「試しに」くらいの気持ちで転職活動をしてみました。職業紹介会社から紹介してもらった数社の会社の面接を受けたところ、トントン拍子で、現在の会社に採用いただき、勤務社労士となりました。

採用いただけた理由は、社労士の資格を持っていたことと、社労士事務所での2年間の経験があったからだと思います。2年間の経験がなければ、採用をいただけることはなかったと思います。2年間お世話になった社労士事務所の所長さんには、本当に感謝です。

 

5.まとめ

という経緯で、私は、一般企業に就職→退職→社労士資格を取得→社労士事務所勤務を経て、勤務社労士になりました。思い返してみれば、社労士資格を取得したのは、退職がきっかけで、勤務社労士になったのは、独立開業をあきらめたのがきっかけです。

思った通りにいかないことばかりですが、その時々の私の判断は間違っていなかったような気がしています。

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