勤務社労士Hanaのブログ

勤務社労士として感じることや出来事についてのブログです。

人事部長ってどんな人?

1.人事部長ってどんな人?

皆さんの会社の人事部長はどんな人でしょうか?大企業に勤めている方の中には「入社式で会って以来、話したことがない」という方もいるかもしれません。私の会社の人事部長はとても忙しい方です。私の会社では、人事部長に限らず、部長に就任すると、専属の秘書が付きます。「専任」秘書ではないので、他の業務も担当しながらにはなりますが。「部長に秘書なんて必要なの?」と感じる方もいるかもしれませんが、秘書が必要なほど、忙しいということだと思います。実際、人事部長にアポイントを入れようとしても、「2週間先までスケジュールがいっぱい」と言われてしまうこともよくあります。他部署の部長はどうか分かりませんが、少なくとも、私の会社の人事部長は、役員並みに忙しいです。

 

2.人事部長は大変な仕事

人事部長はとにかく忙しいです。忙しいだけでなく、本当に大変な仕事だと思います。一般的に、人事部や秘書部、経営企画部などのコーポレート部門(管理部門)は、役員との心理的距離が近く、経営陣からのプレッシャーも強いように思います。それだけでなく、人事部長のもとには、日々、それぞれの部署や社員の周りで発生する様々な困りごとや相談が寄せられるため、とにかく多くの社員と会話して、個々の案件に対応する必要があります。人事部長のスケジュールが埋まっている理由は、こうした部署との打ち合わせや社員との面談が多いからだと思います。おそらく人事部長の頭の中は、ものすごいスピードで回転しているんだと思います。

 

3.人事部長は社員のことを思っている?

私の会社では、人事部長が数年毎に交代します。入社以来、ずっと人事畑で経験を積まれてこられた方はほとんどいらっしゃいません。正直な話、労働法に関することなら、私の方がずっと詳しいと思います。人事部長に就任される方は、(上から目線ですが)どなたも優秀は方ばかりです。頭が切れる方でないと務まらないと思います。私から見れば、「スーパーマン」です。私には務まるようには思えません。人事部長は毎日忙しく、仕事以外の話をゆっくりすることはあまりありませんでした。スーパーマンは社員のことを思っているのか…長い間、それがわからないまま過ごしてきました。

 

4.ようやく分かりました

今年度から、元人事部長の方が私の直属の上司になりました。昨年度まで人事部長を務められ、今年度から後任の方と交代された方です。
先日、私の部下のことで、相談の乗っていただき、ようやく分かりました。人事部長は、やっぱり社員ひとり一人のことを思ってくれていました。私が思っていた以上に…。あれだけ忙しく、スーパーマンのように働いていた方なのに、どうしてそんなに優しさを持てるのか、じっくり粘り強く、寄り添うことができるのか…。私とは全く異なる次元の懐(ふところ)の深さを持たれているように感じました。私もこの方のように、どんなに忙しくても、穏やかに、部下に寄り添うことができるようになれるだろうか…。部下のことを相談しながら、とても大切なことを学ばせていただきました。この方のもとで仕事ができることに、本当に感謝です。

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